みなさん こんにちは(^^)
今回は、練習場に必ず1人はいるであろう教え魔についてお伝えしていきます。
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練習場で見たことありませんか!?こんな方、、、
天使か!?悪魔か!?頼んでもないのに教えてくる、、、あの人物
練習場ではゴルフ上達の為に、たくさんの人が練習しています。
1人で練習している方、旦那さんが奥さんにレッスンをしているご夫婦・恋人同士、
レッスンプロに指導されている方、などなどよく見る風景ですよね。
しかし、知り合いでもないのに・頼んでもいないのに教えてくる「教えたがりな人」いませんか?
これを通称「教え魔」といい、特に中年以上の男性(いわゆる:おじさん)に多いです。
(※.この教え魔の入場を許可しない練習場も数多くあります。)
1人で練習をしている初心者は特にご注意を!?
ゴルフを始めてから間もないAさんは、近くの練習場で1人練習をしています。
そこへ練習場の住人「教え魔」が近づいてきます、、、「どうしたの?教えようか?」
1人で練習をしている初心者、特に女性はこの教え魔の格好の標的になりやすいです。
その教え魔さんにアドバイスをしてもらった初心者のAさんは、一生懸命に言われたことを練習します。
「バックスイングはゆっくりと丁寧に、、、」
教え魔は自分が練習してきたことをアドバイスする
反復練習すること30分、、、今度は別の教え魔が近づいてきました。
「バックスイングはスッと、ゆっくりはダメだよ」
「えっ、ゆっくり丁寧にじゃないの!?」と真逆のことを言われ、驚愕のAさん。
「どっちが正しいの!?どうすればいいの!?」初心者のAさんがこうなるのも当然のことでしょう。
悪気はない・親切なのかもしれないが、、、
Aさんが上手くいっていないから、教え魔も見てもたってもいられなかったのでしょう、ある意味親切かもしれません。
また、レッスンプロとは違い、無料でアドバイスをしてくれるのはお得かもしれません。
しかし、自分より上手ではないからといって、頼んでもいないのにレッスンするのは如何なものでしょうか。
1.教え魔とレッスンプロの違い
それでは具体的に、この教え魔とレッスンプロとの違いを挙げていきましょう。
1-1.アドバイスが理論に裏付けされているか。
先程のAさんの場合、「バックスイングはゆっくりと丁寧に」とありました。
Aさんが落ち着きがないだけで、縦横無尽にクラブを挙げているならこのアドバイスは妥当と言えます。
しかし、Aさんが別に焦っているわけでもなく、動き出すと無意識に急いでしまう場合はどうでしょうか?
ワンポイントとしては悪くないが、的確ではない。
レッスンプロである私から言わせて頂くと、「ゆっくり丁寧に」はワンポイントとしては悪くないと思います。
落ち着きがないだけでクラブの挙動が激しいだけなら、問題ないでしょう。
しかし、安定していないアドレスが原因で、バックスイングが落ち着きがなく激しい動きの場合、
このアドバイスは、「その場限りのモノ」になってしまいます。
構えの状態で不安定なのに、ゆっくり動いても不安定に変わりないのは分かりますよね。
基本である「アドレス」を無視したアドバイス、レッスンプロは見逃さないでしょう。
1-2.自分が練習してきたことしかアドバイスできない。
Aさんに対して「バックスイングはゆっくりと」と言った教え魔は、自分がそのように動いたら上手くいったのでしょう。
また、「ゆっくりはダメだよ」と言った別の教え魔も、同じく自分が上手くいったからです。
人は自分が良いと思ったのを、他人に勧めますよね!?
このように教え魔は、Aさんの原因がよく分かっていないにも関わらず、「自分が悪かった時に練習してきた方法」
または「今、直していること」をただアドバイスしているだけです。
自分が練習した・している所は気になるもの
教え魔に限らず、自分が練習してきたこと・または、今練習していることは、誰でも気になって見てしまうもの。
ですから、そこが上手くいっていないとどうしても言ってしまうのでしょう。
方向性も考えずに悪いところだけを直すアドバイスは、レッスンプロはまずしないでしょう。
レッスンプロは、まずお客様の希望・目標を聞いてから具体的に説明をしていきます。
「やってはいけないこと」「どうしていくべきか」「どれくらい時間がかかるか」など未来を見据えて、レッスンしていきます。
2.教え魔の対処方法
それでは、この教え魔と関わらないための対処方法を以下に挙げていきます。
2-1.「課題を持って練習してますから、大丈夫です」と言う。
感情的になって、教え魔と口論になっても何の得もありません。
ここは敢えて丁寧にお断りをしたほうが懸命です。
「課題を持って練習してます」などと言えば、大抵の教え魔はそれ以上近づかないでしょう。
それでも近づいてきたら、練習場のスタッフに連絡して下さい。
2-2.徹底的に質問攻めにする。
アドバイスしてきたら、素直に動く前に質問して下さい。
「なぜそうするのですか?」そうしなければいけない理由を聞きます。
また、「それとは逆のことをしたらどうなるのですか?」と聞き、そのアドバイスの本質を聞きます。
そうするとたいていの教え魔は、専門用語でごまかすか、感情的になって「とにかくやりなさい」と言ってくるでしょう。
それでも納得する答えがでてくるなら教え魔でなく「本物」、レッスンプロになった方が良いと思います。
2-3.レッスン専用打席に近い所で練習する
レッスンをしている練習場では、レッスン専用打席があるはずです。
そこにはレッスンプロがいますので、教え魔はそこに近いところではあまり近寄りません。
安心して練習ができるでしょう。
終わりに
以上、今回は教え魔についてお伝えしてきました。
教え魔が気に入らないとか、撃退したいとかではありませんが、「ゴルフの難しさ」「教えることの難しさ」を少し理解していない様に思えます。
さらには、私を含め世の中のレッスンプロが、教え魔には「到底真似できないレッスンをして、力の差を見せるべき」だと改めて思った今回でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。