みなさん こんにちは(^^)
今回は、『検証します!?』シリーズです。
「ヘッドスピードは変わらないのになぜ女子プロの方が飛ぶのか!?」お伝えしていきます。
この記事は、約3分で読み終えることができます。
ヘッドスピードは変わらないのになぜ女子プロの方が飛ぶのか!?
一般的に、女子プロゴルファーの平均飛距離は「230~240ヤード程」、ヘッドスピードは「約40~43m/s」であり、
一般男子ゴルファーのヘッドスピードである「約45m/s」とほとんど変わりがありません。
飛距離に関係しているのは、このヘッドスピードの他に「クラブヘッドの重さ」もあります。
しかし、使っているドライバーのヘッドの重さも、両者ともにあまり変わりはありません。
にもかかわらず、一般男子ゴルファーは女子プロよりも飛距離がでません。これは一体なぜなのでしょうか!?
飛距離を左右する「ミート率」とは!?
ヘッドスピードが同じなのに、なぜ女子プロの方が飛ぶのかというと、それは「ミート率」が違うからです。
ミート率とは、スイングで溜めたエネルギーである「ヘッドスピード」を
どれだけボールに伝えられるか「ボールの初速」ということです。ミート率は、以下の式で数字で表されます。
ミート率=「ボールの初速 ÷ ヘッドスピード」となります。
ミート率は芯で当てるほど良くなる!?
例えば、一般男子ゴルファーのようにヘッドスピードが45m/sでボールの初速が55m/sであれば、ミート率は「1.2」であり、
女子プロのようにヘッドスピードが40m/sでボールの初速が60m/sであれば、ミート率は「1.5」ということになります。
ミート率は、数字が高ければ高いほど良いですが、実際にはプロゴルファーで約1.4~1.5、
一般ゴルファーで約1.2~1.3くらいであり、ヘッドの芯でとらえればとらえる程、ミート率は良くなります。
では実際に検証していきましょう。
まず、女子プロと一般男子ゴルファーのヘッドスピードがどちらも40m/sとしましょう。
ミート率ですが、女子プロが「1.5」一般男子ゴルファーが「1.3」の場合、
両者のボール初速は、女子プロが60m/sで、一般男子ゴルファーが52m/sとなります。
飛距離はボール初速の4倍
一般的に「飛距離(ヤード)はボール初速の4倍」と言われてますので、
女子プロの飛距離は240ヤードであり、一般男子ゴルファーが208ヤードとなります。
仮に、一般男子ゴルファーのヘッドスピードが45m/sだとしても、ミート率が同じ1.3ならば、
ボール初速が58.5m/s、飛距離が234ヤードとなり、女子プロよりも飛んでいない事が分かります。
ミート率が悪いと飛距離が出ない
これで、どんなにヘッドスピードが速くてもミート率が悪いと、飛距離が出ないことが分かりました。
ボールを飛ばそうと思って力いっぱいスイングしても、クラブヘッドの芯に当たらなければボールは飛びません。
ミート率を上げるには!?
クラブヘッドの芯に当てる、つまり「ミート率を上げる」には、クラブヘッドの軌道(通り道)を正しくする。
ゴルフスイングの効率を良くして、スイングの無駄をなくし、再現性を高めることです。
「一発の飛び」を狙うのではなく、「平均飛距離」を上げる努力をしていきましょう。
最後まで読んでいただき、有難うございました。